【今日は何の日?】水谷隼が卓球全日本選手権5連覇
5連覇のかかった全日本選手権決勝でポイントを奪うごとにガッツポーズを見せた水谷隼。【2011年1月23日】
史上最年少優勝から前人未到の快挙達成
2007年の卓球全日本選手権男子シングルスで、17歳7カ月の史上最年少優勝を果たした水谷隼(みずたに・じゅん)。以来、国内では圧倒的な強さを発揮し、2011年大会では藤井則和や斎藤清が記録した4連覇を抜いて、前人未到の5連覇を達成した。
ダントツの優勝候補に挙げられる中、水谷はその下馬評どおり、別次元の強さを見せつけた。準々決勝で成長著しい青森山田高の丹羽孝希(にわ・こうき)をストレートで退けると、準決勝で東京アートの高木和卓(たかきわ・たく)を4-1で撃破。決勝戦でも好調の張一博(ちゃん・かずひろ/東京アート)を相手に一切隙を見せることなく、ストレートで打ち破った。
「(準々決勝の)丹羽には昨日(のダブルス決勝で)負けていたので、完膚なきまでに叩き潰したいと思っていた。周囲の誰もが僕の優勝を疑わなかった今大会。できるだけ簡単に優勝したかった」と水谷。6連覇はならなかったが、2011年世界選手権で8強入り。ロンドン五輪での活躍が期待される。