2012.01.07

【NFL】スーパーボウルに出場するチームはどこだ?

  • 永塚和志●文 text Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLOdesign by Unno Satoru

期待高まるアーロン・ロジャース(左)とドリュー・ブリーズ(右)のエースQB対決【2011-12 NFLポストシーズン展望】

 レギュラーシーズンを終え、現地時間1月7日からポストシーズンに突入するNFL。しかしMLBやNBAと違い、NFLのプレイオフは1試合で勝負が決し、さらに気象条件の厳しい1月に行なわれるということもあって、どのチームが勝つのか予想を立てるのは、非常に酷な作業である。ただ、ひとつ言えるのは、ポストシーズンは『勢いに乗っているチームが勝ち上がる』ということだ。昨季、第6シードからスーパーボウルを制覇したグリーンベイ・パッカーズしかり、2008年にレギュラーシーズン9勝7敗ながらスーパーボウルまで上り詰めたアリゾナ・カージナルスしかり。そう考えると、今季のプレイオフで第1シードを得たパッカーズとニューイングランド・ペイトリオッツが、そのまますんなりスーパーボウルまで勝ち進むかと言えば、何とも難しいところだ。

 まずはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)から見てみると、トップシードに収まった昨季の王者パッカーズは、今季15勝1敗という圧倒的な成績を残し、多くの人がパッカーズのスーパーボウル進出は『Rock』、つまり岩のように堅いと思っていた。しかし、プレイオフのカードが決まると、思わぬ強敵と対戦する可能性が出てきた。第3シードのニューオーリンズ・セインツがそれで、彼らは前半戦苦しんだ攻撃ラインの不安定さを見事に解消し、後半戦を8連勝してワイルドカードになだれ込んできたのである。

 絶好調でポストシーズンを迎えたセインツが、NFCチャンピオンシップで今季のMVP候補QBアーロン・ロジャースのパッカーズと対戦する図式が目に浮かぶ。オフェンス力だけの比較ならば、QBドリュー・ブリーズの至高のパスに加え、ランゲームも強いセインツがパッカーズを上回るかもしれない。開幕戦で両者は対戦しているが(パッカーズが42対34で勝利)、その時点と今とでは、状況がまったく異なる。再び対戦することになれば、ロジャースとブリーズの両エースQBが、これまで見たこともないハイレベルなオフェンスゲームを展開するのではないだろうか。

 この両者に加え、NFCで面白い存在なのが、ニューヨーク・ジャイアンツだ。負けられないレギュラーシーズン最後の2試合を勝利し、プレイオフに出てきたことで勢いがある。ワイルドカードを制し、ディビジョナル・プレイオフでパッカーズと当たれば、これもまた面白い。今季のレギュラーシーズンでは敗れたものの、38対35と善戦しているからだ。