【40代現役アスリートの矜持・バスケ】竹内公輔(宇都宮ブレックス)が秘める「引き際」への思いと競技へのあくなき探究心、そしてこれから (2ページ目)
【同い歳のレブロンと「Bプレミア」への問題提起】
前編で竹内が言及したレブロン・ジェームズ(NBAロサンゼルス・レイカーズ)が、自身と同じ41歳にしてまだまだ高いレベルでやっていることも「心のどこかで」彼の心を揺らがせる。
「あんな世界一の選手と(自身を)比較はできないですけど、同じ年齢であそこまでのパフォーマンスをいまだに続けているので、心のどこかで『同じ41歳だから』っていうのはあります」
ただ、やはり傾いているのはユニフォームを脱ぐという選択なのか。
来シーズンのBリーグは、NBAに次ぐ世界第2位のリーグとなるための再編「B革新」の初年度となる。それによってトップカテゴリーは現在のB1からBプレミアとなり、規模が拡大する。
しかし、新カテゴリーの華やかさは竹内にとって最重要なことではない。竹内はBプレミアで採用される、コートに立つことのできる外国籍選手数の制限撤廃(現状、同時に出場できるのは外国籍2名プラス、帰化枠かアジア枠の選手1名まで)というルールが「考えさせられるものがある」と吐露した。日本人選手の活躍の場が減ってしまうことが容易に想定できるからだ。
「試合に出てコートの上で貢献できそうなら、もう1年やろうかなっていう気持ちもあります。だけど個人的には、もうちょっと日本人選手が活躍できるようなレギュレーションにしてほしい。自分が辞めることでリーグへのメッセージになるのかなって考えています」
竹内ほどの年齢になると当然、試合に向けて肉体的、心理的にさまざまな準備を経て臨む。仮にBプレミアでプレーをするとしても、上述の外国籍ルールのためにまったく出番が訪れないというのは受け入れがたい。
「この年齢なんで、試合のために準備する時間はどんどん長くなっています。めっちゃ試合に向けて準備をして、気持ちも作って、試合に1秒も出られないっていうのは堪えられないだろうなと思いますし、60試合、メンタルがもたないだろうと。たぶん、自分には向いていないなって思います」
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