渡邊雄太の評価が急上昇。NBA本契約の可能性を現地記者が分析 (3ページ目)

  • 澤良憲●取材・文 text by Sawa Yoshinori
  • photo by AP/AFLO

 いずれの記者も、渡邊に対して「ラプターズにとって価値のある選手」と高い評価をつけているが、現在の2ウェイ契約のままでは、渡邊の出場回数は限られてしまう。ラプターズのファンからは「本契約を結ぶべきだ」という声も上がっている。

 記者たちの間でも「彼はNBA契約に見合う活躍を見せています。ラプターズは1月にアレックス・レンを解雇し、現在スポットに空きがあります。ナースHCが気に入っている選手ですから、すぐにでも本契約に切り替えるでしょう」(ウォルスタット記者)と、早期の契約に期待をする意見も。一方で、「本契約を結ぶことになっても異論はありませんが、それを判断するにはまだ少し時期が早いです」(スミス記者)、「タイミングとして考えられるのは、今の2ウェイ契約終了後に、1年、または複数年契約を提示するのではないでしょうか」(ルー記者)と冷静な見方もある。

 まだシーズン序盤であるため判断が難しいというところだが、渡邊がこのまま順調な活躍を見せれば、自身初となる本契約を結ぶ可能性は大いにある。現地で評価を上げ続けている渡邊のプレーから今後も目が離せない。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る