2020.06.14

NBA再開で気になる八村塁とウィザーズ。
PO進出にはデメリットがある

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by AP/AFLO

 世界最高のバスケットボールリーグ、NBAが戻ってくる。6月4日(現地時間。以下同)、リーグが提案した再開フォーマットがオーナー会議で承認され、3月11日から中断していたシーズンの再開が事実上決まった。

NBAプレーオフ進出の可能性が残る、八村塁が所属するウィザーズ その翌日、選手会もこのプランを承認。NBAの選手と関係者がフロリダ州オーランドに集結し、7月31日に予定されているシーズン再開を目指すことになった。

 若年層を中心に人気のNBAの再開は、もちろん全米のスポーツファンを喜ばせている。さらに日本のファンにとっては、今季からワシントン・ウィザーズでプレーする八村塁の勇姿が再び見られることも嬉しいニュースだろう。

 注目された再開後のリーグ運営のシステムは、プレーオフ進出がすでに決定しているか、出場の可能性を残している合計22チームが参加することになった。各チームはそれぞれ、ポストシーズンを前に8試合のレギュラーシーズン戦を行なう。

 ウィザーズは、リーグ中断時点でプレーオフ圏外のイースタン・カンファレンス9位(24勝40敗)。同8位のオーランド・マジックとは5.5ゲーム差で逆転は難しいが、NBAが提案した変則システムのおかげでプレーオフ進出の可能性が残っている。

 残り8戦を終えた時点で8位に浮上できなくとも、4ゲーム差以内まで詰められれば「プレーイン・トーナメント」というプレーオフ進出決定戦に出場できる。そこで8位のチームに1敗もせず2連勝すれば、大逆転でプレーオフ進出が決まる。いずれにしても厳しい条件ではあるが、選手、ファンにモチベーションと希望を与えるという点では意味があるシステムだろう。