田臥勇太と渡邊雄太。細い糸でつながる「NBAプレーヤー」の系譜 (5ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 このチームの最年長だったのが、田臥。そして最年少だったのが、渡邊だ。2年前のあの日、田臥から渡邊へ間違いなく託されたものがある。

 最後に、小さな巨人が背負い続けた「日本人唯一のNBAプレーヤー」の看板を下ろした日、2番目に扉をこじ開けた若者に送ったメッセージを紹介しておきたい――。

 渡邊選手、おめでとうございます。

 NBA選手になるための過程がどれだけ厳しいものかという現実をよく知っていますので、渡邊選手がNBA選手として試合に出場したことを本当にうれしく思います。日本人のNBA選手は、未来ある子供達に夢を与えるという大事な役割があると思います。渡邊選手のこれからの活躍、そしてチャレンジが、日本の子供達が将来NBA選手になりたいと夢を持てる大きなきっかけになると思います。ここからはNBA選手としてプレーし続けることが目標になると思います。すべての経験を大事にしながら、その目標に向かってこれからもチャレンジし続けてもらいたいです。

【訂正とお詫び】
本コラムの記事につきまして、一部、事実関係に誤認があり、編集部でも当該箇所に誤りがあることを確認して、削除・修正をいたしました。
渡邊雄太選手ならびに関係者の方々にご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。

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