全GMの97%が1位予想。最強ウォリアーズに対抗できる3チームは? (7ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 まずは、ロサンゼルス・クリッパーズ(51勝31敗/ウェスタン5位)に加入したミロシュ・テオドシッチ(PG)。リオ五輪でセルビア代表を準優勝に導き、「ヨーロッパ最強PG」と呼ばれる彼が放つ虹色のパスは見逃し不可だ。アメリカ代表として決勝で対戦したデュラントはテオドシッチについて、「あんなパスを出す選手を見たことがない。最高のパスだった」と絶賛している。今季はテオドシッチからブレイク・グリフィン(PF)やデアンドレ・ジョーダン(C)へ、華麗なアリウープパスが量産されるはずだ。

 次は、ダラス・マーベリックス(33勝49敗/ウェスタン11位)のデニス・スミス・ジュニア(PG)。今年のドラフト1巡目全体9位で指名されると、サマーリーグでいきなり平均17.3得点と大活躍し、解説者から「ヤング・デリック・ローズ(キャブス/PG)」と呼ばれた。ドラフト前の身体能力テストでは「ダンク王」ザック・ラビーン(ブルズ/PG)や「レジェンド」マイケル・ジョーダンらと並び、垂直跳びで歴代最高タイの122cmを記録している。その爆発的な身体能力で豪快なダンクを何本も見せてくれるはずだ。

 同じくルーキーでは、ロサンゼルス・レイカーズのカイル・クーズマ(PF)とロンゾ・ボール(PG)からも目が離せない。ロンゾはドラフト1巡目全体2位指名された198cmの大型PGで、球団社長のマジック・ジョンソンに「チームにはリーダーが必要だった」と名指しされるほど期待が高い逸材。

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