全GMの97%が1位予想。最強ウォリアーズに対抗できる3チームは? (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 そもそも、デュラントが加入して2年目となる今季、チームケミストリーがより向上しているのは間違いないだろう。その強さがNBA史上最高クラスであることは誰の目からも疑う余地がなく、ある意味で他チームは白旗を掲げているとさえ言っていい。

 シーズン開幕前、NBAチームのGM全30人を対象に実施するアンケートが毎年恒例となっている。このアンケートで「今季のウェスタン・カンファレンスで1位になるのは?」という問いに、30人中29人のGMが「ウォリアーズ」と回答している。さらに「今季のNBAファイナルの勝者は?」という問いにも、30人中28人がウォリアーズの名前を挙げた。

 ちなみに昨年のアンケートでも、「NBAファイナルの勝者は?」という問いの1位はウォリアーズだった。そのときの人数は30人中21人だったのだから、今季のウォリアーズの前評判がいかに高いのかがわかる。

 同アンケートで「ウェスタン1位=ウォリアーズ」としなかった唯一のGMが予想した1位はサンアントニオ・スパーズ(61勝21敗/ウェスタン2位)。現在20シーズン連続でプレーオフ進出中の「常勝軍団」スパーズは、このオフにルディ・ゲイ(SF)を獲得したことでさらに攻撃力がアップ。昨年のカンファレンス・ファイナルではエースのカワイ・レナード(SF)を欠き、それが大きく影響してウォリアーズにスウィープされたが、レナードが健在ならば違った展開が待っていたはずだ。

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