2017.09.28

Bリーグ2季目。いきなりピンチの
王者・栃木で田臥勇太はどう戦うか

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 1年前に産声をあげたBリーグが9月29日、早くも2シーズン目の幕を開ける。栃木ブレックスが連覇を達成するのか、ファイナルで敗れた川崎ブレイブサンダースがリベンジを果たすか、それとも思わぬダークホースが現れるのか――。2017−2018シーズンの覇権の行方を展望してみたい。

田臥勇太は初代王者としてBリーグ連覇に挑む 初代王者・栃木ブレックス(46勝14敗/2位)がピンチだ。

※カッコ内は昨季レギュラーシーズンの成績と全体順位。ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

 ファイナルMVPを獲得した古川孝敏(SF)と、急成長を遂げた須田侑太郎(SF)がそろって琉球ゴールデンキングスに移籍し、アリウープで会場を何度も沸かせた熊谷尚也(SF/PF)も大阪エヴェッサでプレーすることになった。シックスマンとして躍動した渡邉裕規(PG)は引退し、昨季ファイナルで左アキレス腱を断裂したジェフ・ギブス(PF/C)もリハビリ中で開幕に間に合わない。シーズンが始まる前だというのに、いきなり黄信号が点滅している。

 今オフ、栃木は新ヘッドコーチ(HC)に長谷川健志を招聘した。長谷川HCはかつて日本代表を率い、2014年のアジア大会で20年ぶりとなる銅メダルを獲得。翌年のアジア選手権では18年ぶりにベスト4へと導き、リオ五輪世界最終予選の出場を決めた。近年の男子日本代表のなかで、もっとも五輪本戦出場に近づいたチームを作り上げた名将である。