【NBA】ウォリアーズvsサンダー。「リーグ最強デュオ」はどっちだ?

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

NBAプレーオフ2016@カンファレンス・ファイナル展望

 ひとつの時代が終わろうとしている――。

 ウェスタン・カンファレンスのセカンドラウンド(カンファレンス・セミファイナル)、サンアントニオ・スパーズ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、歴史に記憶されるべき激戦だった。

ウォリアーズを牽引するクレイ・トンプソン(左)とステファン・カリー(右)ウォリアーズを牽引するクレイ・トンプソン(左)とステファン・カリー(右)[カンファレンス・ファイナル対戦カード]
【イースタン】
クリーブランド・キャブス(1位)対トロント・ラプターズ(2位)
【ウェスタン】
ゴールデンステート・ウォリアーズ(1位)対オクラホマシティ・サンダー(3位)

 このシリーズの初戦は124-92、スパーズの圧勝で幕を開けた。しかし、第2戦の残り13秒、スパーズは逆転のチャンスを決めきれずに97-98で敗れ、1勝1敗のタイとなる。第3戦はふたたび大接戦となったが、カワイ・レナード(SF)が31得点・11リバウンドのダブルダブルの活躍を見せ、スパーズが100-96で勝利を飾った。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

 しかし、ここからサンダーが巻き返す。第4戦、第5戦は、どちらも第4クォーター開始時でリードされていたにもかかわらず、サンダーが逆転勝ちを収めてシリーズに王手をかけた。そして、圧巻だったのが第6戦。サンダーは前半だけで24点差をつけ、最終スコア113-99で勝利。第4戦から3連勝し、スパーズを葬った。

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