【NBA】プレーオフ初戦。S・カリーは何本のスリーを決めるか (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 今カードで注目したいのは、ウェストブルック。今季18度のトリプルダブルを達成し、1981−82シーズンのマジック・ジョンソンに並ぶ記録を樹立した。しかも、ウェストブルックがトリプルダブルを達成した試合は、すべてサンダーが勝利している。ファーストラウンドでもトリプルダブルをマークするのか、ウェストブルックのプレーを注視したい。

 ファーストラウンドでアップセット(番狂わせ)が起きるとしたら、ロサンゼルス・クリッパーズ(53勝29敗/4位)対ポートランド・トレイルブレイザーズ(44勝38敗/5位)ではないだろうか。

 トレイルブレイザーズは今オフ、ラマーカス・オルドリッジ(PF/スパーズ)ら昨季のスターター4人を一挙に放出し、「チーム再建に何年を要するのか?」と言われていた。しかし、フタを開けてみればウェストの第5シードを奪取。一躍、プレーオフのダークホースに名乗りを挙げた。

 躍進の一翼を担ったのは、プロ3年目のC・J・マッカラム(SG)。昨季平均6.8得点から今季平均20.8得点と大ブレイクを果たし、チームに勢いをもたらした。また、エースのデイミアン・リラード(PG)も好調をキープし、今季はキャリアハイの平均25.1得点(リーグ6位)をマークしている。特に圧巻だったのが、2月19日に行なわれた王者ウォリアーズとの一戦。リラードは9本のスリーポイントシュートを含む51得点を挙げ、137−105で圧勝する立役者となった。

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る