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【NBA】まだ6敗のウォリアーズ。
ブルズ超えの史上最高勝率なるか (3ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 圧巻だったのは、2月27日のオクラホマシティ・サンダー戦。前の試合で10本のスリーポイントを沈めていたカリーは、この試合でも16本中12本のスリーポイントを成功させた。なかでも驚愕だったのは、同点で迎えたオーバータイム残り0.6秒に放たれた1本。カリーは、スリーポイントラインの約3メートル後ろから狙いすましたロングスリーを沈め、チームを121-118の勝利に導いている。

 この試合の直後、ダーク・ノビツキー(マーベリックス/PF)は多くのファンと同じ感想をツイッターでつぶやいている。「2試合連続でスリー10本? まるでテレビゲームだな......」。

 また、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ/SF)は、「バスケットボールの歴史で、彼のような選手を見たことがない!」とつぶやき、ドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート/SG)や、デマー・デローザン(トロント・ラプターズ/SG)といったオールスタークラスの選手も、続々と同じ言葉をつぶやいた。

「ヤツは人間じゃない」

 そんなカリーのすごさを、数字で見てみたい。

 平均30.7得点はリーグ1位。この数字は、例年の得点王が残すものと同程度である。しかし、驚くべきはシュート成功率だ。カリーのフィールドゴール成功率は、アウトサイドプレイヤーとしては驚異の51.2%。さらに、スリーポイントシュート成功率も46.1%というハイアベレージだ。

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