2014.12.23

【NBA】シーズン3分の1終了。抜け出した絶好調チームは?

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro photo by Getty Images

 2014年も残すところ10日ばかりとなった現地12月21日、レギュラーシーズンの約3分の1が終了した。現在、東西の上位には、開幕時の予想とは異なるチームが名を連ねている。

 まずは、イースタン・カンファレンス。首位をキープしているのは、カナダに本拠を置くトロント・ラプターズ(22勝6敗)だ。昨季イースタン3位の実績を考えれば、予想外というほどではない。しかし、地元ファンからしてみれば、まさに嬉しい意味での想定外と言える順位だろう。

ラプターズに残ってNBA優勝を狙う司令塔のカイル・ラウリー 昨オフ、トロントの地元紙を連日にぎわせていたのは、昨季平均17.9得点・7.4アシストの好成績を残したチームの司令塔――カイル・ラウリー(PG)の移籍話だった。FAとなったラウリーは、ポイントガードを補強したい多くのチームにとって目玉的な存在。過去を振り返れば、トレイシー・マグレディ(ラプターズ所属年=1997年~2000年)、ビンス・カーター(1998年~2004年)、そしてクリス・ボッシュ(2003年~2010年)と、ラプターズで実績を積んだ選手はFAになればチームを去る......。それが、カナダに本拠地を持つチームの恒例だった。

 スター選手の成長とともにチーム強化が進むものの、スター移籍と同時にチームは弱体化。そしてドラフト上位の有望株を獲得するも、成長すればまた......というループに、ラプターズは長く陥っていた。多くのファンが、「ラウリー退団やむなし」と思ったのも仕方がないだろう。しかし、ラウリーの出した答えは違った。チームと再契約し、トロントの地でNBA優勝を目指すと決めたのだ。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。