【NBA】マイケル・ジョーダンとコービー・ブライアント、どっちが上?

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿77

 シカゴ・ブルズを6度頂点に導いたマイケル・ジョーダン(50歳)と、ロサンゼルス・レイカーズで5度の優勝を成し遂げたコービー・ブライアント(34歳)。「どちらが優れたプレイヤーか?」という会話は、アメリカで度々交わされる話題のひとつだ。世界中で「バスケットボールの神様」と崇(あが)められているだけに、その多くはジョーダンを支持。しかし、レイカーズを愛するファンも、そう簡単には引き下がらない。そんな中、両者を良く知る男が、どちらが優れたプレイヤーかを語った。

 その男とは、NBA歴代最多11度の優勝を誇るフィル・ジャクソン(67歳)。ブルズでジョーダン、レイカーズでコービーと、ふたりのスーパースターと一番間近で接してきた名将だ。最近書き下ろした自伝で、ジャクソンは「コービーよりもマイケルのほうが優れている」と発言。その理由として、「マイケルのほうがシュート能力に長けており、ディフェンス力の差も明白。そして最も大きな違いは、リーダーシップだ」と、全面的にジョーダンを推した。

 この発言を聞いたコービーは、「リンゴとオレンジを比べるようなもの」とコメント。ただ、ジョーダンのほうが格上と言いつつも、ジャクソンは「コービーを見下しているわけではなく、素晴らしいプレイヤーなのは間違いない」と弁解している。

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