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NBA初の女性プレイヤー誕生なるか?

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿72

 今年6月下旬にニューヨークのバークレイズセンターで行なわれる『NBAドラフト2013』。メディアはこぞって注目のドラフト候補生にスポットを当て、「どのチームが誰を指名するのか?」という話題で早くも大盛り上がり。そんな中、ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバン(54歳)が女子プレイヤーの指名を検討していると発言し、大きな話題となっている。

 キューバンが指名を考えている女性プレイヤーとは、ベイラー大のブリトニー・グリナー(22歳)。身長203センチ、体重94キロと男子選手並みの体格を誇り、高校時代にすでにダンクを決めたことのある大型センターだ。すでに今年4月に行なわれたWNBAドラフト全体1位でフェニックス・マーキュリーが指名しており、「第2のリサ・レスリー(WNBAで初めてダンクを決めた選手)」と評されている。

 発言当初は、単なる話題づくりかと思われていた。しかし、キューバンは大学女子バスケ界のスターを本気で指名しようと考えているらしく、「彼女はNBAでドラフト2巡目の価値がある」とコメント。一方、その発言を受けたグリナーは、「NBAのトライアウトを受けてみたい」と前向きな姿勢を見せている。史上初の女子プレイヤーの誕生なるか、今年のNBAドラフトに全米中が注目している。

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