2013.04.20

【NBA】コービー不在でもレイカーズが常勝軍団スパーズを食らう?

  • 永塚和志●文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Getty Images

ドワイト・ハワード(左)とパウ・ガソル(右)のツインタワーがスパーズの前に立ちふさがる【NBAプレイオフ2013展望〜ウェスタン・カンファレンス編〜】

 マイアミ・ヒートの実力が一歩飛び抜けているイースタン・カンファレンスと違い、ウェスタン・カンファレンスは混戦模様だ。オクラホマシティ・サンダー(第1シード)とサンアントニオ・スパーズ(第2シード)が本命と言われているものの、未知数ながら勢いのあるチームも台頭しており、彼ら2強を阻む可能性は十分にある。

 そんな実力拮抗の状況だけに、今年のプレイオフ1回戦はどのカードも魅力的だ。まず、レギュラーシーズンを7連勝で終えたロサンゼルス・クリッパーズ(第4シード)と、4月に入ってから2強(サンダー&スパーズ)を破っているメンフィス・グリズリーズ(第5シード)の対戦は、まさに互角の勝負。レギュラーシーズンの成績が同率(56勝26敗・勝率.683)ということもあり、どちらが勝ち上がってもおかしくない。クリッパーズの平均失点はリーグ4位(94.6点)、そしてグリズリーズが同1位(89.3点)と、ともにディフェンスを武器に勝ち星を積み重ねてきたチーム。昨年も1回戦で対戦し、第7戦までもつれこんだだけに、今年も激しい肉弾戦がコート上で展開されそうだ(昨年はクリッパーズが勝利)。

 また、この試合に勝つと次なる相手は、カンファレンス1位のサンダーと予想されている。しかし、磐石と評されるサンダーも、1回戦で当たるヒューストン・ロケッツ(第8シード)を簡単に倒せるとは限らない。開幕直前にサンダーから移籍してきたシューティングガードのジェームス・ハーデンと、昨季ニューヨーク・ニックスで旋風を巻き起こしたポイントガードのジェレミー・リンのバックコートコンビは、速いテンポの試合でサンダーを揺さぶるはず。優勝候補のサンダー相手にロケッツがアップセット(番狂わせ)を起こせば、その勢いはさらに加速するだろう。