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【F1】角田裕毅が攻めのチーム戦略に応えて初入賞 合格点のレースにホーナー代表からも「よくやった」 (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【マシンに対する自信は深まった】

 ホーナーに感謝を伝えた角田は、パルクフェルメにマシンを停めてから、レースエンジニアのリチャード・ウッドにも続けた。

「全力は尽くしたよ。ポイントが獲れたのはよかった。プッシュし続けよう。みんなありがとう」

 それにウッドも「本当にそのとおりだ。いい前進が果たせたと思う。プッシュし続けよう」と応えた。

 悔しさもありながら、それでも角田は昨年11月の第22戦ラスベガスGP以来となるポイント(9位)を、レッドブルの2台目のマシンにもたらした。

 レース週末のなかで試行錯誤を繰り返し、満足のいくセットアップとはまだ言えないマシンで、レッドブルに来て2戦目としては十分に合格点のレースだった。

 自身が置かれた状況を考えれば、今後に向けた光明が見えたレースでもあった。

「マシンに対する自信はかなり深まったと思います。毎週違った課題に直面していますし、うまくいくこともあればうまくいかないこともあるので、そういうアップダウンの過程は当然だと思っています。そこは一歩ずつ学んでいくしかないと思います。

 来週のサウジアラビアGPでも同じような状況になるかもしれませんし、金曜の走り始めは苦戦するかもしれませんけど、新しいことをアグレッシブにトライして前に進んでいければと思っています。焦りはないです。ここまで、これだけの速さで前進してこられていることに満足しています」

 レッドブル・レーシングの角田裕毅は、まだまだこれから強くなっていく。

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著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

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