角田裕毅はレッドブル移籍の噂に苦笑い 今は「絶対に負けられない」ハンガリーGPに集中するだけ (2ページ目)
【角田がレッドブルのマシンに乗った背景】
ハンガリーGPの木曜日、各国テレビ局や海外メディアに囲まれた角田は、何度も同じことを答えなければならなかった。
「過去3年に比べて、レッドブルで戦う準備ができているのは間違いないと思います。いずれにしても決めるのは僕ではないので、自分のパフォーマンスに集中して結果を出し続けるしかないと思っています。そうすれば自分を売り出す必要もなく、自然とそのチャンスは巡ってくるんじゃないかと思っています」
ローソンは昨年5戦にスポット参戦した実績を吟味されたうえで、今季のRBのシートが角田とダニエル・リカルドに与えられている。つまりレッドブルのなかでは、このふたりよりも格下の扱いである。
よって、リザーブドライバーとはいえ、仮にペレスの後任が必要になったとしても、その筆頭にローソンが挙げられるのはおかしいと疑問を持つのは、角田自身の率直な感想というよりも、自分自身がここまでやってきたことに対する自信だろう。
「もし彼らがリアムを(レッドブルのシートに)選んだとしたら、それは変ですね。少なくともそういうことにはならないと思います。リアムがいい仕事をしているのは確かだと思いますけど、僕はそれ以上のことをやってきていると思うので」
グッドウッドの件も、イベント進行が1時間ほど遅れたことによって、本来ドライブする予定だったペレスがニース行きのフライトに間に合わなくなるため会場を出発し、残っていた角田が急遽ドライブすることになったというだけのことだ。
しかも、今回はホンダのF1参戦70周年を祝う走行枠であり、1965年の初優勝マシンRA272(角田)と第4期の初タイトルマシンRB16B(マックス・フェルスタッペン)の共演のはずがマシントラブルでRB18になり、ペレスはそもそもこの時間にドライブする予定ではなかった。
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