レッドブル・ホンダ、仕切り直しの3連戦。マシン挙動は改善されてきた (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by Boozy

 十分な過去のデータがあるバーレーンで走って、さらに情報を得るのを楽しみにしている。いいアップデートだと自信を持っているよ。今週は走り慣れたサーキットレイアウトだけど、ここはいつもタイヤに厳しいから、いいセットアップを見つけ出すのが重要になるだろうね」

 伝統的に言えば、バーレーン・インターナショナル・サーキットはレッドブルと相性のいいサーキットではない。フェルスタッペンもまだ表彰台に立ったことさえない。

 しかし、ここでしっかりと課題を洗い出し、本当の勝負である2021年に向けて準備を整えるための土台を作ることは極めて重要だと、田辺テクニカルディレクターは語る。

「ここ2戦はあまりいい形で戦えていなかったんですが、中東の景色を見て雰囲気も一変しました。残り3戦、来年に向けて前向きな気持ちで戦って行きたいと思います」

 イレギュラーからレギュラーへ。この最後の3連戦は、レッドブル・ホンダにとって2021年に向けて大きな意味を持つ3連戦となる。

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