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レッドブル・ホンダ、埋まらない絶対差。
だが退屈レースが一変、好機はくる (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by Boozy

戦いを終えたフェルスタッペンとハミルトン戦いを終えたフェルスタッペンとハミルトン「ハンガリーGPと比べれば、間違いなくよくなっているよ。まだ改善しなければならないところはあるけど、今は純粋にマシンバランスの改善に取り組むことができている。

 どこからパフォーマンスを引き出すことができるのかは理解できているので、あとはいろんなパーツをマシンに乗せて速くするだけ。単純に時間の問題だ」(フェルスタッペン)

 それでも、予選では1.022秒差をつけられてしまった。

 全力で走り続けるわけではない決勝では0.3〜0.5秒程度のペース差で済んだ。とはいえ、純粋なパフォーマンス差という点では、開幕3戦と大きく変わってはいない。

「メルセデスAMGに対して非常に大きな差をつけられているのは事実。開幕3戦と比べても、状況的には何も変化はないと思います。今週はいろんなことをアップデートしながらセッティングを煮詰めてきましたが、それでも絶対値としてはまだまだ差があります」(ホンダ・田辺テクニカルディレクター)

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 もちろん、レッドブルもホンダもイギリスGPの3日間で得たデータをさらに解析し、1週間後に再びシルバーストンで行なわれる70周年GPでは少しでもメルセデスAMGとのギャップを縮めるべく、最大限の努力をするだろう。

 しかし、それが簡単な仕事ではないことは田辺テクニカルディレクターも認める。

「できるかぎりのことをして、少しでもメルセデスAMGとの差を詰めたいと思います。ただ、F1は昨日今日で状況が激変するレベルの戦いをしているわけではありませんので、向上は目指しますが、難しいことだとも思っています」

 その現実は、フェルスタッペンもはっきりと認識している。

「普通なら来週までに追いつくのは無理だ。彼らとの差はあまりに大きすぎるからね。0.1秒や0.15秒は縮められるかもしれない。でも、今日の僕らはレースでも毎周0.4〜0.5秒遅れだったんだ。それは来週までに縮められるようなものではない。

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