MotoGPスズキが「バーチャル囲み取材」を開始。ライダーたちの今の思いは (3ページ目)

  • 西村章●取材・文・撮影 text & photo by Nishimura Akira


 そして、その声明の最後に「(新型コロナウイルスの)世界的流行が、誰も予測しえないほど我々の生活と競技を抑制し続け、旅行制限が継続する場合にはじめて、最後の選択肢として2020年シーズンのキャンセルをFIM、IRTA、MSMAと協議する」と述べている。

 現在、DORNAはレース開催地を欧州に限定して、無観客レースの可能性を模索しているという話もある。そして、これと平行するような形で、IRTAのCEOマイク・トリンビーが各チームに対してメールを送信し、「最低何名の要員ならレースを実施できそうか」との打診を行なった。

 ただし、開催地を欧州のみに限定しようとしても、1000人を軽く超えるレース関係者の国籍はじつに多彩だ。最高峰のMotoGPクラスだけに限っても、参戦選手の国籍はイタリア、スペイン、イギリス、フランス等のヨーロッパ勢が多数を占めるが、さらにオーストラリア、日本、南アの選手たちもいる。

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