2019.05.30

ホンダが地元・鈴鹿でまさかの屈辱。
レクサス勢に表彰台を独占される

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 2019年のスーパーGTシリーズは、早くも第3戦に突入した。

 今シーズンは波乱含みの展開が続いており、開幕戦・岡山では大雨の影響でクラッシュが続出。雨脚は強まる一方で、レースは途中で赤旗終了となった。ゴールデンウィークに開催された第2戦・富士も、スタート直前に雨が降る展開。さらに、スタート直後には雷を伴う強い雨がサーキットを襲い、レースが一時中断されることにもなった。

鈴鹿サーキットの表彰台を独占したレクサスのドライバーたち そして第3戦、舞台は三重県・鈴鹿サーキット。今回は過去2戦とは一変して、5月25日の予選日、26日の決勝日とも晴天に恵まれた。

 ただし、5月下旬とは思えない暑さとなった。とくに予選は暑さが厳しく、気温が30度を超える真夏日。路面温度もピーク時で50度を超えるなど、今回も想定外のコンディションでレースを強いられることになった。

 戦前の予想では、ホンダ勢が有利と言われていた。なぜならば、ここ鈴鹿は彼らにとってホームコース。中高速域で旋回していくコーナーが多い鈴鹿サーキットは、もともとホンダが得意としているからだ。

 実際に、鈴鹿ラウンドでは過去10年で5勝を挙げており、現行車両のNSX-GTを導入してからは2017年、2018年ともに優勝を果たしている。昨年は予選・決勝ともにワンツーを独占し、ライバルに速さを見せつけた。

 しかし、いざレースウィークが始まると、速さを見せたのはレクサス勢だった。

 とくに調子がよかったのは、今季はまだ芳しい成績を残せていないナンバー36のau TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)。公式練習セッションでトップタイムを記録すると、午後の公式予選では中嶋が順当にQ1突破を果たし、Q2では関口がほぼ完璧なタイムアタックを披露した。

 結果、36号車がポールポジションを獲得。2番手もナンバー37のKeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が食い込み、レクサス勢が予選ワンツーを独占した。