世界最速の走りが目の前で!鈴鹿F1の「鳥肌&穴場」スポットはここだ (2ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • photo by AFLO

【C席】
 1コーナー~2コーナー~S字にかけて見渡すことができる。第1回の鈴鹿F1日本GPから存在する観戦席だ。鈴鹿サーキットを攻略するうえで「もっとも重要」と言われている2コーナーからS字コーナーにかけての走りを観られるため、ドライバーの限界ギリギリのアタックシーンを楽しむことができる。

 今年はC席内に「トロロッソ・ホンダ応援席」が設けられている。ホンダファンが集結するエリアなので、トロロッソが通過するたびに盛り上がること必至だ。

【E席】
 東コースのなかで一番上り勾配がきついダンロップコーナー。それを目の前に観られるのがE席だ。ここは【E-2】【E-1】とふたつのエリアに分かれており、チケット料金も異なる。E-2席はスタンド裏の広場から見て手前側に入り口があり、比較的アクセスがしやすい。さらにスタンド前には大型ビジョンが設置され、公式映像でレース全体の展開も把握できるようになっている。

 そして何といっても、コースの難所のひとつである逆バンクコーナーの出口からダンロップコーナーに向けての走りが間近で観られる。時速200km近く出ている区間なので、その衝撃はすさまじい。

 一方、E-1席は1990年代、自由席エリアとして人気を博した場所だ。現在はベンチシートになり、観戦環境も整えられている。セナ・プロ対決をダンロップコーナーの自由席から観戦していたファンにとっては、懐かしい光景に再会できるだろう。

 E席の最大の魅力は、グランドスタンド裏のイベント広場「GPスクエア」からアクセスしやすい点と、スタンド近くに「逆バンクオアシス」という大型休憩スペースがあるため、B級グルメが集まる屋台村で大いに賑わっている点だ。レース観戦だけでなく、食事も楽しみたい方にはオススメしたい。

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