2018.06.14

こちらのホンダ勢は3連勝。酷暑の
テキサスではゆっくり走るが勝ち!

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 決勝は夜7時45分過ぎにスタート。PPからニューガーデンがトップを保ったが、タイヤのトレッド面が水泡状に剥離する症状(ブリスタリング)が起こり、後退した。テキサスのレギュレーションでは、ダウンフォースが少なく、タイヤが空転して表面の温度が上がりすぎてしまうのだ。まだ路面温度が高いレース序盤は、ほぼすべてのチームが同じ問題に悩まされた。インディ500ウィナーのパワーもマシンのハンドリングが悪く、ルーキーと接触してクラッシュ。リタイアという結果に終わった。

 レースが進むにつれて路面の温度は下がっていく。しかし、テキサスの暑さは尋常ではなく、ゴール時でもまだ路面温度は37度だった。

 多くのドライバーたちがブリスターに悩まされるなか、予選7位だったディクソンは、序盤は抑え気味に走行。徐々にスピードアップしていき、2回目のピットストップを終えた後にトップに立つ。そして、ひとりきれいなタイヤで走り続け、リードを10秒以上に広げた。

 レース終盤にはアクシデントによるフルコースコーションが2度出されたが、いずれもリスタートでトップを守ると、そこからはスッとリードを広げ、悠々とゴールまで逃げ切った。先週のデトロイト・レース1でシーズン初勝利を挙げたばかりのディクソンは、2勝目をマークするとともに、これでポイントリーダーに躍り出た。

 予選で強かったペンスキー勢は、セッティングも走り方もタイヤへの負担が大きく、宿敵ガナッシに完敗を喫した。それでもパジェノーが終盤のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)による猛アタックをしのぎ、2位でフィニッシュ。何とかシボレーの面目は保たれた。