2017.11.16

レクサス勢の名門トムス、
若手2人で8年ぶりにスーパーGT総合優勝

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 11月12日、国内のモータースポーツで最高峰の人気を誇るスーパーGTの第8戦が栃木・ツインリンクもてぎで行なわれた。このレースをもって、2017年シーズンは閉幕。例年以上の激戦となったGT500クラスでは、ナンバー37のKeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)がドライバーズチャンピオンに輝き、チームタイトルもLEXUS TEAM KeePer TOM’Sが獲得した。総合優勝を果たしたふたりのドライバーはともに23歳。スーパーGT史上最年少、そして初の「平成生まれのチャンピオン」が誕生した。

2017年のスーパーGT王者に輝いたニック・キャシディと平川亮 第7戦・タイを終えた時点で、平川/キャシディ組は2位に対して6ポイントのリードを保って最終戦に乗り込んできた。今シーズンは開幕戦から安定したパフォーマンスを発揮し、ここまで2勝をマーク。最終戦のもてぎはレクサス勢が得意としているサーキットで、さらにはウェイトハンデも全車ゼロにリセットされる。彼らにとって、この上ない好条件が揃っていた。

 広島県出身の平川は2012年、弱冠18歳という若さで全日本F3選手権に参戦。デビュー戦からいきなり2連勝を果たし、計7勝でシリーズチャンピオンを獲得した逸材だ。スーパーGTには2015年からフル参戦している。まだ23歳という年齢ながら、レース後に感情を爆発させるようなこともなく、いつも冷静にコメントする姿が印象的な青年だ。