2017.09.20

ホンダが味わう疎外感。
マクラーレンと最後まで、うまくやっていけるか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 第14戦・シンガポールGPの予選最終アタックが終わった瞬間、マクラーレン・ホンダのクルーたちからは溜め息が漏れ、ピットガレージのなかは落胆に包まれた。

 2台がともにQ3に進み、予選8位・9位。周囲の人々は第11戦・ハンガリーGPに並ぶ好結果と受け取ったが、チーム内ではもっと上にいけると思っていただけに、これは期待を大きく下回る結果だったからだ。

スタート直後の混乱に巻き込まれてフェルナンド・アロンソはリタイア「本来ならばもっと上位に近づけたはずだった。しかし、うまくクリアラップが取れなかったことで、ドライバーが本来の力を出し切れなかった。ラップがまとめられなかったんだ。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグにはドライバーの腕でひっくり返された」

 マクラーレンのチーフエンジニアリングオフィサー、マット・モリスは悔しそうにそう語った。

 ハンガリーGP予選と同じようにルノーのヒュルケンベルグに7位、つまり3強チームに次ぐポジションを奪われ、トップのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)からは1.688秒もの差をつけられた。

「ここはモナコ、ハンガリーと並んでパワーセンシティビティ(感度)が低いサーキットだから、予選では2台揃ってQ3に進めるはずだし、決勝でもダブル入賞ができるはずだ。現実的なチャンスがある」