まさかのエンジンブローでホンダに衝撃。次戦は新ユニットで正念場に (8ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 次のアゼルバイジャンGPは、2kmにも及ぶ長い全開区間がある。今回ICEが壊れてしまったことで、次戦では新たなICEの投入がほぼ確定的となった。つまりは、大きかろうと小さかろうと、何らかのアップデートが投入されることになる。

「そうですね、そういう意味では必ず何らかのものは入ります。それがスペック3と呼べるものにできるかどうかはまだわかりませんが、2.5でも2.1でも、必ず何かは入れます」(長谷川総責任者)

 世間で言われているようなマクラーレン・ホンダ存続の危機は、あくまで政治的な雑音にすぎない。そんなことよりも、純粋に技術的な正念場に差しかかっている。それが、今のホンダが置かれた状況なのだ。

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