マジで速いフェラーリをメルセデスも警戒。
ホンダは、はるか後方に... (2ページ目)
つまり、レースシミュレーションのタイムを見れば、各車の実力はほぼ丸裸になってしまうのだ。
そんな裏側を知っているパドックの関係者たちは、そこでフェラーリがどんな走りを見せるのかに注目していた。
3日目にセバスチャン・ベッテル、4日目にキミ・ライコネンがステアリングを握ったフェラーリSF70Hは、ここでも驚異的なタイムを並べてみせた。
1分24秒652でレースをスタートしたベッテルは、そのまま10周にわたって24秒台を並べ、1分25秒フラットから1分25秒255まで落ちた16周目にピットイン。ほぼ同時に同じソフトタイヤで走行を開始したレッドブルのダニエル・リカルドは、1分26秒307から始まり、1分26秒前後のペースで走行するが、10周目からペースが鈍り1分26秒844まで落ちて、13周目にはピットインを余儀なくされた。
この時点でベッテルはリカルドより毎周1.0~1.5秒も速く、第1スティントだけで12.5秒もの差をつけたことになる。まさに、昨年のメルセデスAMGとその他大勢のような差だ。
翌4日目のライコネンも、スーパーソフトを履いて1分24秒510から始まり、1分25秒台中盤を安定して刻んで17周目までもたせてしまった。
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