F1ホンダを襲う「高地の呪い」。ターボ改善も、今度は空力がダメだ (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

苦しいレースを強いられて12位に終わったジェンソン・バトン苦しいレースを強いられて12位に終わったジェンソン・バトン「ザウバーの後ろに入っていなければ、もう少しセルジオ・ペレス(フォースインディア)やウイリアムズと絡める展開になっていたかと思いますし、そういう意味ではすごく残念です。しかし、ペースはフォースインディアとウイリアムズには負けていました。実力的にも確実にポイントが獲れるほどではなかったし、戦略上の不運もあった。でも、タイヤの保ちを考えても、結局はやりようがなかったんです」

 昨年は高地メキシコシティでパワーユニットが機能せずに惨敗を喫した。しかし今年は、車体としても高地に適応し切れていなかったことが明らかになった。標高2200mのメキシコシティが名門にふたたび教訓を与えてくれたのだ。

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