【F1】5戦ぶりのポイント獲得。ホンダに光明は見えてきたか? (5ページ目)
メルセデスAMGはロシアGPでコンストラクターズタイトルを獲得 それでもレース後半は、トロロッソを寄せつけずに走ることができた。荒れたレース展開にも助けられ、9位・10位と2台揃ってトップ10フィニッシュ。アロンソはレース後のペナルティで11位に降格となってしまったが、バトンは2ポイントを手にした。
「ふたりのドライバーには我慢しながら走ってもらいました。それでもきちんとクルマを持って帰ってきてくれたことが、こうして結果につながったわけですし、これだけのレースができたというのは、ドライバーの腕によるところが大きい。彼らは本当に素晴らしいドライバーだなと改めて感じました。ポイントを獲れたこと、そして何より2台揃って完走できたことが、チームにとっては励みになります」(新井総責任者)
マクラーレン・ホンダにとって、やりたい開発ができない今季の残りのレースは、来季に向けたテストセッションという位置づけにせざるを得ない。そんななか、ロシアGPではチームの結束が強まり、次戦アメリカGPでは新型ICEがいよいよ実戦デビューする。
苦しみに耐えながら、2016年シーズンという光明に向けて、マクラーレン・ホンダは残りの4戦で最大限の努力を続けていくのだ。
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