フィリーズレビューの結果に隠された「意外な法則」そこから導き出した高配当の使者は3頭いる
GI桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)のトライアルレース、GIIフィリーズレビュー(阪神・芝1400m)が3月12日に行なわれる。
過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気はわずか1勝。一方で、5番人気以下が5度も勝っており、波乱の多いレースと言える。
おかげで、3連単では高配当が続出している。5万円超えが6回あって、そのうち4回は10万円超え(※1着同着の2019年はふた配当あるが、ともに10万円超えの配当のため、1回としてカウント)。2014年には2番人気のベルカントが勝利し、2着に13番人気のニホンピロアンバー、3着に6番人気のエスメラルディーナが突っ込んできて、175万540円という超高額配当が飛び出した。
こうした傾向から、積極的に穴馬券を狙っていきたい一戦だ。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年のレースで台頭しそうな伏兵馬を探し出してみたい。
まず着目したいのは、前走で500万下(現1勝クラス)のレースを勝っている馬だ。人気の有無にかかわらず、このタイプの好走例はとても多く、過去10年で馬券圏内(3着以内)に入った馬が11頭にものぼる。さまざまな臨戦過程のなかでも、馬券に絡むことが一番多いパターンだ。
となれば、このタイプを狙わない手はない。今回のメンバーで当てはまるのは、トラベログ(牝3歳)、ポリーフォリア(牝3歳)、ルーフ(牝3歳)の3頭だ。
3頭はいずれも、新馬もしくは未勝利を勝ったあと、1勝クラスでも勝利を飾って連勝中。その勢いからしても非常に楽しみな存在だが、実はフィリーズレビューには過去12年間、同じ厩舎の馬が馬券圏内に入っていない、というデータがある。
その点を重視すると、2013年にナンシーシャインが2着に入っている岩戸孝樹厩舎のトラベログの評価は若干下がる。ここでは、ポリーフォリアとルーフの2頭がよりオススメか。
次にピックアップしたいのは、前走がGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)だった馬だ。このケースの好走例も2番目に多く、過去10年で8頭が馬券に絡んでいる。
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