ホープフルSで問われるのは現時点での完成度。穴党記者は舞台経験ある馬とレース巧者の一発に期待 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 松田記者はもう1頭、前走でGIII京都2歳S(11月26日/阪神・芝2000m)を制したグリューネグリーン(牡2歳)にも注目する。

「同馬は、先述のミッキーカプチーノと同じ新馬戦(10月9日/東京・芝2000m)でデビュー。4着馬までが次戦で勝ち上がったハイレベルな一戦で、3着と好走しました。

 高い素質を証明するかのように、続く未勝利を快勝し、前走の京都2歳Sでは逃げきり勝ちを決めました。マイル志向の強い馬たちはGI朝日杯フューチュリティSに向かうため、ホープフルSは乱ペースになることが少ないレース。再びマイペースで逃げることができれば、再度の激走は十分可能です。

 半兄ヴェルデグリーンは脚質こそ違いますが、GII2勝を含めて中山で通算5勝を飾っています。舞台替わりは血統的にも歓迎。一発への期待が一段と膨らみます」

 トリッキーな舞台と言われる中山・芝2000m。ここに挙げた舞台経験馬とレース巧者の大駆けがあってもおかしくない。

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