横山ルリカがエリザベス女王杯の本命候補を詳細分析。推しポイントと懸念が入り混じり「悩ましい...」 (3ページ目)
気になるウインの3頭+外国馬
そのほか、スタニングローズ(牝3歳)も相手では絶対に買います。立ち回りの器用さに関しては、ナミュールより上だと思いますが、やっぱりGⅢ紫苑S(9月10日/中山・芝2000m)から、秋華賞でのメイチ感が強かったので余力が気になる分、軸候補には入れませんでした。でも秋華賞組は、エリザベス女王杯で1〜3番人気であれば、複勝圏内率60%というデータもあります。
リピーターの多いレースなので、昨年の勝ち馬のアカイイト(牝5歳)にも注意しています。近走の成績は安定してないですし、馬場やレースの流れが去年ほどはタフにならないのではと思いながらも、過去に府中牝馬で負けてからこのレースを勝っているので、ヒモでは買おうと思ってます。
そして、気になるのはウインの3頭+外国馬。
阪神の適性で言えば、ウインマイティー(牝5歳)ですね。GⅡ京都大賞典(10月10日/阪神・芝2400m)でもいい競馬をしました。GⅢマーメイドS(6月19日/阪神・芝2000m)みたいな立ち回りができれば面白いと思います。ブリンカーをつけてからはスタートもわりとスムーズになりましたし、パワーとかスタミナもあり、叩き良化型というのも心強いです。
栗東トレーニングセンターに早めに入厩したウインマリリン(牝5歳)は、GⅡ札幌記念(8月21日/札幌・芝2000m)ではパンサラッサとジャックドールに続き3着。馬場や展開には恵まれていたとは思いますが、過去、牡馬相手に2200mの重賞を2勝してるというのは、能力的には高いと思いますし、昨年より体調もよさそうで好印象です。
阪神はあまり結果が出ていませんが、これは阪神が向かないというよりは、体調やメンタルが不調な時にたまたま重なっていたのかもしれないと考えています。しかも、今回は阪神2200mが得意なダミアン・レーン騎手。先行勢でうまく立ち回って残る可能性もありそうです。
ウインキートス(牝5歳)に関しては非根幹距離に強いというのと、昨年に比べて今年のほうが夏以降1戦少ないので、揉まれたりしなければ去年の巻き返しが期待できます。
最後にスノーフェアリー以来の参戦となる外国馬、マジカルラグーン(牝3歳)。海外GⅠでは、58kgの斤量を背負って結果を出しているなかで、今回の54㎏は走りやすそうですし、例年の京都開催よりも阪神開催のほうがタフさを要求されるコースで、当日の雨予報もこの馬にとってはいい材料。しっかりマークしておきたいと思います。
軸候補の4頭中心にレース直前までどうやって買うか、じっくり考えたいです!
【profile】
横山ルリカ よこやま・るりか
1991年、神奈川県生まれ。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。『めざましテレビ』のリポーターを経て、現在は『めざまし8』(フジテレビ)の情報キャスターを務める。『競馬予想TV!』(CS・フジテレビONE)はアシスタントとして出演。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜15時〜生放送)にレギュラー出演中。
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