横山ルリカがエリザベス女王杯の本命候補を詳細分析。推しポイントと懸念が入り混じり「悩ましい...」
アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさん。GI秋華賞(10月16日/阪神・芝2000m)ではスポルティーバでの予想が見事に的中。勢いをそのままにGIエリザベス女王杯(11月13日/阪神・芝2200m)を予想する。
競馬番組などで活躍している横山ルリカさんこの記事に関連する写真を見る 今年のGIエリザベス女王杯も悩ましくて......今のところ本命候補は、デアリングタクト(牝5歳)、ジェラルディーナ(牝4歳)、ナミュール(牝3歳)、アンドヴァラナウト(牝4歳)の4頭なのですが、なかなか決めきれません。
4頭それぞれに推しポイントと、懸念ポイントがあるので、まずはそれに触れていきたいと思います。
軸候補4頭の"推し"と"懸念"
まずデアリングタクトは、前走のGⅡオールカマー(9月25日/中山・芝2200m)をどう評価するかですね。
イン前有利の馬場をスローペースで外から回って来て6着。闘争心だったり、メンタルの部分や歳を重ねて能力でマイナスな部分が出てしまっての6着だったのか、単にペースや馬場バイアスが合わなかったのか。どう受け取ったらいいのかがわからなくて、無敗で3冠を獲った時の絶対的な自信はちょっとないかなということで、軸に決めきれませんでした。
でも1週前の追い切り映像では、併せ馬でベレヌスにかぶせられてきた時に、最後、抜かせない勝負根性を見せました。前走の敗因が休み明けで闘争心がなかったとするならば、この追い切りを見ると、巻き返しも期待できるのかなとも思っています。
同じ舞台のGI宝塚記念(6月26日/阪神・芝2200m)ではペースもけっこう流れて、その他の馬たちを抜かせないぞという根性を見せて、タイトルホルダー、ヒシイグアスの次にこの馬が来ていますので、力はデアリングタクトが一番だと思いますし、コース適性も中山よりも向くと思います。この推しポイントとのバランスで迷っています。
次にジェラルディーナ。ジェンティルドンナの子どもで、牡馬相手に今回と同距離のオールカマーを勝ち、お母さんに産駒初の重賞勝利をプレゼントしました。
以前より落ち着いてきて調整もしやすくなり、勢いを感じます。ちょっと気性が難しいところも、ビシビシ追ってくれる騎手のほうが最後のひと伸びというか、爆発力が活かせる気がしたので、クリスチャン・デムーロ騎手とも手が合いそうです。最近、中距離なら重賞でも確実に3着以内には来ていますし、安定しています。
阪神のコースはあまり成績が出ていないので、ここの適性がどうか。あとは前回がインの先行馬に有利なトラックバイアスでの勝利だったので、今回、8枠からの競馬でどういう展開になるかですね。
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