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横山ルリカがエリザベス女王杯の本命候補を詳細分析。推しポイントと懸念が入り混じり「悩ましい...」 (2ページ目)

  • 土屋真光●取材・文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 アンドヴァラナウトは、成績が安定しないなかで阪神コースだけは安定しているので、京都競馬場の工事が終わる前にこの条件で勝ちたいという思いは強いはずです。

 ライアン・ムーア騎手を乗せてきているのも勝負気配。阪神の2000mだった昨年の秋華賞3着も内容はよかったと思います。ゴール前に急坂があるコースを得意にしているのかなと。お母さんのグルヴェイグも坂のある阪神のGⅢマーメイドSを勝っているので阪神適性で推したいです。

 あと、GⅡ府中牝馬S(10月15日/東京・芝1800m)からのローテーションというのもいいと思います。春のGIヴィクトリアマイル(5月15日/東京・芝1600m)が大きく馬体を減らしての出走でしたので、馬体重が増えてのいい内容での3着というのは好印象。持続力が問われる条件で力が発揮できそうな気がします。

 ナミュールは、GI秋華賞(10月16日/阪神・芝2000m)2着で、どれくらい余力が残っているかがポイントですね。

 3歳春までは、充電満タンの休み明けに好走し、続くレースでは人気を裏切ることが多かったです。馬体重の維持が主になってしまっていたことがその原因だとしたら、この秋は馬体重が格段に増えてきて変わってきたので、この不安点をクリアできているかもしれません。

 潜在能力の高さは高野友和調教師もよくお話しされていますが、末脚の爆発力は3歳世代トップクラスですし、秋華賞もスタートで接触の不利があって、あまりスムーズじゃないなかで2着というのも内容としてはよかったなと。

 ただ、中3週でGIが続きますので、やっぱり馬体重や回復度合い、調整内容は確認したいです。

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