ほのかが秋華賞で選んだ本命は?「このレースの好走条件にピッタリの成績を残している」 (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi


▲は、プレサージュリフトです。

 まだ4戦とキャリアが浅いうえ、勝った2戦はいずれもマイル戦。距離に不安がないわけではありませんが、2400m戦のオークスで5着まで来ていますから、そこから距離が400m短縮される今回はさらなる好勝負が期待できます。

 クイーンCではスターズオンアースを一蹴。その時に見せた差し脚は、強烈な印象として残っています。展開さえ向けば、最後は必ず伸びてくると思いますから、ここでも上位進出は十分に可能と見ています。

この記事に関連する写真を見る

 特注☆は、スターズオンアースです。

 すでに二冠を手にしていることはもちろん、デビュー以来7戦3勝、2着3回、3着1回と、成績が非常に安定しています。しかも、手綱をとるのはオークスに続いてクリストフ・ルメール騎手。鞍上の信頼度が高いことは、心強い限りです。

 少し優等生っぽいところがあり、二冠馬にしては何となく頼りない感じもありますが、どんな展開でも、どんな舞台でも対応できるのが魅力です。

△は、サウンドビバーチェライラックエグランタインの3頭です。

 サウンドビバーチェは、前走の紫苑Sで見せた、スターリングローズとの壮絶な叩き合いは圧巻でした。スターリングローズを本命にしていることを考えれば、同馬をノーマークにすることはできません。重馬場になったとしても苦にしないでしょうし、再度先手をとってリズムよく運べれば、前残りがあるのではないかと期待しています。

 ライラックは、レースが上手な馬という印象です。フェアリーSではメンバー最速の上がりを駆使してスターズオンアースを破っていますし、紫苑Sも僅差の3着。春のGⅠでは力を出し切れていませんでしたが、本来実力のある馬だと思っています。

 エグランタインは、近5走で芝2000m戦を使われてきて、そこで2勝を挙げている2000m戦のエキスパート。前走のトライアル・ローズSでも3着を確保し、この舞台に駒を進めてきました。陣営が「今が一番いい状態」と自信を持っていることも見逃せません。

 買い目は3連単フォーメーションで、1着にスターリングローズとナミュールの2頭。2着にスターリングローズ、ナミュール、プレサージュリフト、スターズオンアースの4頭。そして3着にナミュール、プレサージュリフト、スターズオンアース、サウンドビバーチェ、ライラック、エグランタインの6頭を入れた計28点で勝負したいと思います。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る