キーンランドCは「札幌・芝1200m」で近年最強のダイワメジャー産駒に期待。母父タイキシャトルの5歳牝馬が3連勝を飾るか (2ページ目)
母の父タイキシャトルは、GⅠスプリンターズSなど1200~1600mのGⅠを5勝した名馬(今年8月17日に死亡)。父ダイワメジャーとの組み合わせはGⅠ桜花賞、GⅢ小倉2歳Sを勝ったレーヌミノルとも同じだ。
さらにタイキシャトルは、前述のナックビーナスの母の父モアザンレディと同じく「ヘイローの孫」という血統なので、ナックビーナスとはヘイロー3×4のクロスが共通している。実績のあるニックス配合であると同時に、このレースとも相性がいい配合でもあるため、期待していいだろう。
もう1頭はダイワメジャー産駒ではないが、トウシンマカオ(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)を狙ってみたい。芝1600m、1400mで勝利している馬で、1200mは今回が初出走となる。
父ビッグアーサー産駒の「札幌・芝1200m」の成績は5戦0勝と振るわないが、産駒の芝コースでの18勝中、15勝が1200mというデータも。同じ北海道の洋芝である函館では、ブトンドールが今年7月のGⅢ函館2歳Sを勝利するなど、24戦5勝、勝率20.8%と好成績を残しており、ビッグアーサー産駒が1200mでさらなる強さを見せる可能性も十分だ。
以上、今年のキーンランドCは、オパールシャルム、トウシンマカオの2頭に期待をかけたい。
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