中京記念は例年以上に混戦模様。穴党記者は一変見込めるベテラン2頭の大駆けに期待 (2ページ目)
中京記念での大駆けが期待されるスーパーフェザーこの記事に関連する写真を見る 今回と同じ舞台で行なわれた2月のGIII小倉大賞典(2月20日/小倉・芝1800m)でも8着に敗れ、その点を不安視する声もあると思いますが、当時は典型的な外差しの馬場で、荒れたインを突いたことが結果的に裏目に出たもの。決して悲観する必要はありません。
今回はハンデ54kgでの出走になりますし、リズムよく運べれば大駆けの余地は十分にあると思います」
太田記者が推すもう1頭は、重賞でしばしば穴をあけているカテドラル(牡6歳)だ。
「忘れてはいけないのは、同馬は昨年の2着馬。コース適性は証明済みです。
前走のGI安田記念(6月5日/東京・芝1600m)では最下位(18着)に敗れましたが、管理する池添学調教師は『ブリンカーを着けることで集中力が増して、スタートを五分に出ればと思っていたけど、何も変わらなかった』と、同レースを振り返っていました。まさに気分屋な面がある馬で、追い込み脚質ということもあって成績は安定しませんが、昨年も安田記念12着から一変しています。
注目すべきは、7月~9月は過去6戦して4勝、2着1回と好成績を残していること。そもそもデビュー以来、全4勝がこの時期に集中している"夏男"です。得意の夏場、気持ちが乗ってくれれば、今年も昨年同様の変わり身があっても驚けませんよ」
先週の函館記念でも6歳馬のハヤヤッコが制して波乱を演出した。厳しい暑さのなか、今週もベテラン馬がアッと驚く激走を見せるのか。ここに挙げた2頭の奮起に期待したい。
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