今年絶好調の「過去データ」。弥生賞でも2歳王者を脅かす穴馬候補を4頭導き出した (2ページ目)

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弥生賞での上位争いが見込まれるボーンディスウェイ弥生賞での上位争いが見込まれるボーンディスウェイこの記事に関連する写真を見る ボーンディスウェイは、未勝利、1勝クラスの葉牡丹賞(12月4日/中山・芝2000m)と連勝したあと、GIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)で5着。ラーグルフも、未勝利、オープン特別の芙蓉S(10月2日/中山・芝2000m)と勝って、前走のホープフルSでは3着に終わった。

 どちらも連勝後に敗れたとはいえ、GIの舞台で掲示板(5着以内)を確保。決して悲観すべき内容ではないが、他に人気馬がいるため、今回も上位人気を争うことはないだろう。だが、過去例を踏まえれば、一発あってもおかしくない。

 次に狙いたいのは、重賞で敗れたあと、前走で1勝クラス(旧500万下)を勝ってきた馬である。こうした馬も、過去に何度か好走している。

 いい例となるのは、冒頭でも記した2013年の勝ち馬カミノタサハラ、2017年に8番人気で2着となったマイスタイルだ。

 今年はこのパターンにぴったりとハマする馬はいないが、近いタイプはいる。リューベック(牡3歳)である。

 同馬は、GIII札幌2歳S(9月4日/札幌・芝1800m)で6着に敗戦したあと、前走のリステッド競走・若駒S(1月22日/中京・芝2000m)を快勝して弥生賞に挑んできた。

 過去の好走パターンは、重賞敗戦後に500万下を勝ったケースだが、リューベックはさらに"格上"となるオープン特別を勝ってきた。この点では、むしろ過去のケース以上に期待してもいいかもしれない。

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