2022.01.30

毎年「荒れる」シルクロードS。穴党記者が確信をもって推すのは上昇気流に乗る2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 GI高松宮記念(3月27日/中京・芝1200m)のステップレースとなるGIIIシルクロードS(中京・芝1200m)が1月30日に行なわれる。

 ハンデ戦ということもあって、波乱の多い一戦。過去10年の結果を振り返ってみても、1番人気は2勝、2着1回と振るわず、3連単では毎年のように好配当が生まれている。

 そして今年も、京都競馬場の改修工事によって、昨年に続いて中京競馬場で開催される。例年以上に酷使されている馬場がさらなる波乱へと拍車をかけるかもしれないが、その点については、デイリー馬三郎の吉田順一記者がこう分析する。

「今開催の中京・芝コースは、高めのクッション値のわりには、さすがに目立った速い時計は出ていません。今週からは仮柵を設けてBコースを使用しますが、3~4コーナーの一番傷んでいるところはケアできるものの、4コーナーから直線にかけての内ラチ沿いは凸凹が残りそう。そうなると、これまでと大きく変わることはないでしょう。

 だからといって、時計がかかる、というほどではありません。通常ぐらいの数字はマークされるのではないでしょうか。馬場による偏った傾向が見られないのであれば、馬券検討においては、展開とハンデをしっかりと吟味することが重要になるでしょう」

 今回のトップハンデは、ビアンフェ(せん5歳)、ジャンダルム(牡7歳)、レッドアンシェル(牡8歳)ら重賞実績豊富な3頭が背負う57.5kg。牝馬でも重賞勝ちのある面々は、おおよそ55kgという斤量となっている。無論、それらの多くは実力馬であり、ここでも有力視されているが、吉田記者はいずれに対しても厳しい目を向ける。

「昨夏のGIII函館スプリントS(6月13日/札幌・芝1200m)を勝っているビアンフェは、馬格から57.5kgという斤量も苦にしないと思いますが、1週前のパドックフォトと中間の攻め気配からして、冬場のレースでの躍動には若干の疑問があります。加えて、目標にされる脚質で、先行各馬からのプレッシャーも大きくなりそう。押さえ、といった評価でいいのではないでしょうか。