2022.01.29

シルクロードSは血統から「短距離適性」を占う。同条件の高松宮記念まで駆け抜けそうな2頭は?

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 1月30日、中京競馬場で4歳以上によるGⅢシルクロードS(芝1200m)が行なわれる。

 このレースは通常、京都競馬場で行なわれているが、改修工事の影響で昨年に続き中京での開催。3月27日に行なわれるGI高松宮記念と同じ条件となるだけに、例年よりも重要度は高く、注目の一戦になりそうだ。今回はこのレースを血統面から占ってみよう。

 筆者が今回、本命に推したいのはジャンダルム(牡7歳/栗東・池江泰寿厩舎)だ。

昨年4月の春雷S以来の勝利を目指すジャンダルム昨年4月の春雷S以来の勝利を目指すジャンダルム この記事に関連する写真を見る  母は今回と同条件の「中京/芝1200m」で行なわれたGⅠ高松宮記念のほか、左回りの「新潟/芝1200m」で行なわれたGⅠスプリンターズSなど、芝1200mの重賞を4勝したビリーヴという超良血馬。父キトゥンズジョイは米GⅠセクレタリアトSなど、芝8~12F(約1600~2400m)と幅広い距離の米重賞を7勝した万能タイプだ。

 産駒には、英GⅠエクリプスS(芝9F209y)を勝って「全欧年度代表馬」に輝いたロアリングライオンなど芝の中距離タイプが多いが、英GⅠ英2000ギニー(芝8F)のカメコ、米GⅠBCターフスプリント(芝6.5F)のボビーズキトゥンといったスピードタイプも少なくない。この母との配合なら、芝1200mの大レースを勝っても不思議はない。

 ジャンダルムは2歳時にGⅡデイリー杯2歳S(京都/芝1600m)を勝利し、GⅠホープフルS(中山/芝2000m)でも2着に入るなど中距離戦でも好走を見せ、3歳秋以降は1600mを中心に出走。5歳時にはニューイヤーS(中山/芝1600m)を勝利した。

 以降は段階的に距離を縮めていき、芝1200mに初めて出走したのが昨年4月の春雷S(中山)。そのレースでは2着馬に2馬身半差をつけて完勝し、短距離適性を見せつけている。その後、GⅢ北九州記念(小倉/芝1200m)7着、GⅡセントウルS(中京/1200m)4着、GⅠスプリンターズS(中山/1200m)11着と馬券に絡んではいないが、出遅れたり馬場が合わなかったりと敗因ははっきりしている。このメンバーでスムーズな競馬ができれば、上位に食い込んでくるはずだ。