「荒れる」のが当たり前のフェアリーS。穴党記者推奨の3頭がビッグなお年玉を運んでくる (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

フェアリーSでの一発が見込まれるライラックフェアリーSでの一発が見込まれるライラックこの記事に関連する写真を見る

 そこで、木村記者は穴馬候補として、ライラック(牝3歳)の名前を挙げた。

「半兄にGIII札幌2歳Sを勝っているブラックホールがいる素質馬。新馬戦(10月16日/東京・芝1800m)では、デビュー前から評判が高かったエピファニーを抑えて1番人気に支持され、レースでもその期待どおり、好位でうまく立ち回って快勝しています。

 2着に屈したエピファニーは続く未勝利戦でも3着と、まだ勝ち上がることができていませんが、いずれ上に上がってくるレベルの馬。それを物差しに考えれば、ここで勝ち負けできる力がライラックにはあると見ています」

 前走はGIII京都2歳S(11月27日/阪神・芝2000m)に挑戦。見せ場なく8着に沈んでいるが、巻き返しはあるのだろうか。

「前走は阪神への長距離輸送。馬体重も10kg減らして、まったく力を出せませんでした。つまり、敗因ははっきりしています。今回は関東でのレースですし、十分に戦えると思います。

 父は、兄ブラックホールの父ゴールドシップと同じステイゴールド産駒のオルフェーヴル。ブラックホールと同様、時計がかかればかかるほどいいはず。力の要る馬場は合っているでしょうし、大駆けを期待したいです」

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