ホープフルSで来年のクラシック戦線を占う。期待は「中山巧者」と、「旬」な血統を持つ2頭 (2ページ目)
続いて挙げたいのはマテンロウレオ(牡2歳/栗東・昆貢厩舎)。10月30日阪神の新馬戦(芝2000m)を勝ったばかりで1戦1勝のキャリアだが、そのレースは実に味のある内容だった。着差はクビ差だが、ゴール前で最内を鋭く伸び、末脚の破壊力と非凡な勝負根性を感じさせた。
父ハーツクライ、母の父ブライアンズタイムという配合は、2017年のホープフルS勝ち馬タイムフライヤーと同じもの。ハーツクライ系は昨年、ジャスタウェイ産駒のダノンザキッドが勝利。今年のGⅠ朝日杯フューチュリティS(阪神/芝1600m)もハーツクライ産駒のドウデュースが勝利している。
さらに、マテンロウレオの牝系を紐解くと、4代母グレイトレイディエムが、今年のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったサークルオブライフと共通する。配合、父系、牝系いずれも"旬"なだけに期待したい。
以上、今年のホープフルSは、このレースにイメージがピッタリのオニャンコポン、マテンロウレオの2頭に注目する。
2 / 2