友道調教師が「いい感触がある」というショショローザ。ワールドプレミアら優秀な兄たちを超えられるか
厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第27回:ショショローザ
2019年のGI菊花賞(京都・芝3000m)と、2021年のGI天皇賞・春(阪神・芝3200m)を制したワールドプレミア(牡/父ディープインパクト)。先日、同馬は現役引退を発表したが、代わって同馬の妹がまもなくデビューを迎えようとしている。
栗東トレセンの友道康夫厩舎に所属するショショローザ(牝2歳/父ロードカナロア)である。
GI2勝のワールドプレミアの妹、ショショローザこの記事に関連する写真を見る 母はドイツで活躍したマンデラ。繁殖牝馬となってからも、先述のワールドプレミアをはじめ、優れた子どもたちを何頭も送り出している。
2009年に生まれたワールドエース(牡/父ディープインパクト)もその1頭。2012年、前哨戦となるGIIIきさらぎ賞(京都・芝1800m)、オープン特別の若葉S(阪神・芝2000m)と連勝を飾って、クラシックの最有力候補に挙げられた。
結局、戴冠を果たせなかったものの、2番人気だったGI皐月賞(中山・芝2000m)では2着と好走。1番人気に推されたGI日本ダービー(東京・芝2400m)でも4着と奮闘した。
その後はケガに悩まされて、思うような結果を残せなかったが、5歳時にGIIマイラーズC(京都・芝1600m)で重賞2勝目を飾っている。
また、2017年に生まれたヴェルトライゼンデ(牡4歳/父ドリームジャーニー)も重賞戦線で活躍。GIホープフルS(中山・芝2000m)で2着入線を果たし、クラシックでもダービーで3着と健闘した。高い能力を秘め、今後のさらなる飛躍が期待されている。
1 / 2