2021.11.21

スタッフが胸躍らせる話題の良血馬。三冠牝馬ジェンティルドンナの子、マリーナドンナ

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Nakahara Yoshifumi/AFLO

厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第26回:マリーナドンナ

 2012年に「牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)」を果たしたうえ、3歳牝馬ながら強豪古馬相手にGIジャパンC(東京・芝2400m)まで制した名牝の子がまもなくデビューを迎える。

 栗東トレセンの安田隆行厩舎に所属するマリーナドンナ(牝2歳/父ロードカナロア)である。

GI通算7勝を挙げているマリーナドンナの母、ジェンティルドンナGI通算7勝を挙げているマリーナドンナの母、ジェンティルドンナ この記事に関連する写真を見る  冒頭で記した名牝、すなわち同馬の母というのはジェンティルドンナ。彼女は前述したように、3歳時に史上4頭目となる「牝馬三冠」を達成。その後、1歳上の"怪物"オルフェーヴルと死闘を演じてジャパンCでの戴冠を遂げた。

 さらに、4歳となった翌年にはジャパンCを連覇。5歳になってからは、海外GIのドバイシーマクラシック(UAE・芝2400m)も制覇した。そして、ラストランとなるGI有馬記念(中山・芝2500m)でも、4番人気という生涯最低の評価に反発して快勝。先行策からスムーズに抜け出して一線級の牡馬たちを一蹴、有終の美を飾った。

 そうして、GI通算7勝という輝かしい実績を残したジェンティルドンナは、繁殖牝馬となってからも素質ある子どもたちを次々に送り出している。重賞勝ち馬こそまだ出ていないが、近いうちにそういった存在が出てきても不思議はない。

 マリーナドンナもその期待がかかる1頭だ。現在はデビューに向けて調整を重ねているが、陣営の評価はどれほどのものだろうか。関西競馬専門紙記者がその様子を伝える