2021.11.18

マイルCS連覇でグランアレグリアは有終の美を飾るか。データで見るラストランの展望ともう1頭の注目馬

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 11月21日、阪神競馬場でGⅠマイルチャンピオンシップ(芝1600m)が行なわれる。

 今年は昨年に続いて2回目の阪神開催。昨年は1番人気のグランアレグリア(牝5歳/美浦・藤沢和雄厩舎)が、春のGⅠ安田記念(東京/芝1600m)、秋初戦のGⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)、同レースで勝利してGⅠ3連勝を果たしている。

同馬は今年も出走し、「2連覇なるか」が注目されていたなか、11月17日にこのレースで引退することが発表された。これまでGⅠで5勝。6勝目を挙げて有終の美を飾りたいところだ。

昨年のマイルチャンピオンシップを勝利したグランアレグリア昨年のマイルチャンピオンシップを勝利したグランアレグリア この記事に関連する写真を見る  父ディープインパクト産駒は、2013年トーセンラー、2014年ダノンシャーク、2016年ミッキーアイル、そして昨年のグランアレグリアで4勝。GⅠレース別では7勝の日本ダービー、5勝の桜花賞、秋華賞に続く4番目タイの勝利数となっている。古馬GⅠではヴィクトリアマイル、安田記念と並んで最多タイと、比較的に得意としているレースだ。

 阪神の1600m戦は他に桜花賞、阪神ジュベナイルフィリーズ(3勝)、朝日杯フューチュリティS(3勝)もあるが、すべてで勝利を挙げている。桜花賞も勝っているグランアレグリアにとっては、京都よりも相性のいいコースと言っていい。

 マイルチャンピオンシップは、連覇する馬が多いレースでもある。第1回(1984年)、第2回(1985年)のニホンピロウイナーから、2006年、2007年のダイワメジャーまで、実に5頭が連覇を達成している。前年の好走馬が好走する例も多く、昨年も2019年の勝ち馬インディチャンプが2着に入っている。グランアレグリアにも当然、連覇が期待されるところだ。

 グランアレグリアは昨年、スプリンターズSからの参戦で中6週の間隔が開いていたが、今年は中2週。初めて中2週の間隔で出走した6月の安田記念では、圧倒的1番人気に推されながら2着と敗れている。ただ、4月に重馬場のGⅠ大阪杯で4着、5月のヴィクトリアマイルでは1分31秒0の好タイムで4馬身差圧勝と、それまでにかなり強い競馬を見せていただけに、疲れが残っていたのだろう。