明確な穴パターンが存在するマーメイドS。今年もそれにハマる馬が5頭いる (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そして今回も、2勝クラスを勝ったばかりの軽量馬が2頭出走する。キングスタイル(牝4歳)とホウオウエミーズ(牝4歳)だ。過去のケースからして、それぞれ大駆けを遂げる可能性は十分にある。

 また、軽量格下馬の好走という点では、前走の1600万下(現3勝クラス)で3、4着だった馬の好走も目立っている。

 例えば、2015年に8番人気で勝ったシャトーブランシュ、2016年に7番人気で2着に入ったヒルノマテーラ、2018年に10番人気で1着となったアンドリエッテ、2019年に7番人気で快勝したサラス、2020年7番人気で勝利したサマーセントらである。

 今年のメンバーで、同様のパターンで浮上するのは、クラヴェル(牝4歳)だ。前走、3勝クラスのシドニートロフィー(5月22日/中京・芝2000m)で4着となっており、過去例にピタリと合致する。同馬も51kgという軽量を生かして、大穴をあけても不思議ではない。

 荒れることが当たり前と言えるほど、マーメイドSは波乱の連続である。おそらく今年も思わぬ伏兵馬の激走が見られるに違いない。その候補がここに挙げた5頭の中にいるかもしれない。

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