2021.06.18

ユニコーンSは種牡馬別成績を分析。激走の気配がある3頭に注目だ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 6月20日、東京競馬場でGⅢユニコーンS(ダート1600m)が行なわれる。

 このレースはJRAの世代最初のダート重賞(2歳戦はなく、3歳限定戦はこのレースが最初)。ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴ、ワイドファラオ、カフェファラオと、過去6年の勝ち馬すべてがその後のダートGⅠ/地方交流GⅠレースを勝っている、屈指の出世レースだ。

 今回は「東京/ダート1600m」の種牡馬別成績を元に分析してみよう。過去約10年の成績を見ると、ゴールドアリュールが77勝でトップ。以下、クロフネが51勝、キングカメハメハが47勝と続く。今回の出走馬の父の中ではヘニーヒューズが31勝でトップで、続くアイルハヴアナザーの14勝に大きな差をつけている。

 ヘニーヒューズ産駒は13.9%の勝率、23.7%の連対率も優秀だ。これはゴールドアリュールの11.3%、18.9%を大きく上回り、100戦以上の出走がある種牡馬の中では首位となっている。ユニコーンSでも前述のワイドファラオが勝利。その他、モーニンが2016年のGⅠフェブラリーSを勝利している。

 今回は3頭のヘニーヒューズ産駒が登録している。まずは前走の青竜S(東京/ダート1600m)を勝ったゲンパチフォルツァ(牡3歳/美浦・堀井雅広厩舎)。青竜Sは外めの枠から好スタートを決めて2、3番手を追走。楽な手応えのまま満を持して抜け出して押し切った。

前走の青竜Sを勝利したゲンパチフォルツァ前走の青竜Sを勝利したゲンパチフォルツァ この記事に関連する写真を見る  着差はクビ差とわずかだったが、勝利を確信して無理をしなかった騎乗であり、着差以上の余裕があった。それまでは1200mまでしか勝利がなかったが、レース経験を重ね、今回と同じ舞台で好走を見せたのは大きい。今回も上位争いは必至だろう。

 母アイラブリリはダート実績こそないものの、芝1200mの淀短距離Sを勝ち、GⅢ京阪杯で2着に入った快足馬。血統レベルは高いため、今回で重賞初制覇を決めたいところだ。