2021.06.19

人気馬優位のユニコーンSだが、末脚強烈な伏兵3頭に大駆けの気配あり

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 3歳馬のダート重賞、GIIIユニコーンS(東京・ダート1600m)が6月20日に行なわれる。

 過去6年の勝ち馬はいずれもその後にダートGI(地方交流も含む)を制しており、力のある馬が結果を出しているレースだ。実際、過去10年の勝ち馬はすべて、3番人気以内の実力馬ばかりである。

 それでも、「馬券圏内(3着以内)には伏兵の台頭も期待できる一戦」と、中日スポーツの大野英樹記者が言うとおり、2、3着には人気薄が突っ込んでくることが多く、3連単の配当はほとんど万馬券となっている。

 こうした好配当を演出する馬について、日刊スポーツの松田直樹記者はこんな見解を示す。

「まだ成長過程にある3歳の6月。この時期の重賞クラスのレースとなれば、少しでもきつい展開になると、差し勢の台頭が十分に考えられます。

 現にこのレースも、過去10年の3着以内31頭(※2013年が3着同着のため)のうち、18頭は4角6番手以下の差し馬。先行有利のイメージが強いダートでも、後方待機の意外な馬たちの出番があるレースと言えます」

鋭い末脚が魅力のサンライズウルス鋭い末脚が魅力のサンライズウルス  そこで、松田記者が穴馬候補に推奨するのは、サンライズウルス(牡3歳)だ。

「ここまで3戦2勝。一戦ごとに、味のある競馬を見せてきました。新馬戦(2月13日/阪神・ダート1200m)は、4角で大きく外に振られる不利がありながら、強烈な末脚を繰り出して差し切り勝ち。2戦目の1勝クラス(5月2日/東京・ダート1400m)では、馬群の内で初めて砂を被って、明らかに走る気を失う状況に直面するもファイトバックして、直線で進路を見つけてからは猛然と追い込んで2着を確保しました。