美女馬券師は、日本ダービーでエフフォーリア以上に勝たせたい馬がいる
美女馬券師のGI最終決断
守永真彩~日本ダービー編
もりなが・まあや/『日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ』(グリーンチャンネル・土曜日19時30分~)にアシスタント秘書としてレギュラー出演中。『アプリ デイリー馬三郎』では予想コラムを連載。「楽天競馬」のイメージキャラクター。母親は女優の白石まるみさん◎エフフォーリア
◯サトノレイナス
▲グレートマジシャン
☆タイトルホルダー
△シャフリヤール
△ヴィクティファルス
△グラティアス
△バスラットレオン
△バジオウ
△ステラヴェローチェ
守永真彩です。いよいよ「競馬の祭典」日本ダービーですね!
「GIレースは他にもたくさんあるけれど、このレースだけは特別なんだよ」
これは、私が美浦トレセンで番組リポーターを担当し始めた年に、スタッフさんから言われた言葉です。
当時の私は、「他の春のGIも大いに盛り上がっているのに、同じGIで何がそんなに違うんだろう?」と思っていました。一生に一度しか出走できないレースなら、桜花賞や皐月賞など他のクラシックレースもそうだし、土日は必ずと言っていいほど競馬場に行っていたので、GIレースの競馬場の雰囲気や大歓声も十分に味わっていましたからね。それで、なぜ「日本ダービーだけが特別」なのか、その意味をまだ理解できていませんでした。
その言葉の意味がわかったのは、日本ダービーの最終追い切りの日でした。競馬界だけでなく、日本中がダービーに向けて注目する1週間。当初は「競馬の祭典」と言われるように、「トレセンもお祭りのような賑わいになるのかな?」なんて、思っていました。
ところが、想像とはまったく違っていました。確かに人は多いし、賑わいはどのGIよりもあるのですが、トレセン内に漂う"空気"が違うんです。言葉で言い表わすのは難しいのですが、一年間を締めくくるような寂しさと、出走予定の陣営の並々ならぬ覚悟が入り混じっていて、気軽に会話することさえも緊張するような......。その空気に、私も自然と背筋が伸びていました。
そして、私がさらに驚いたことは、ダービー当日の東京競馬場全体にも同じ空気が流れていたこと。観客のみなさんも同様に背筋を正してレースを見に来ていることが伝わってきたんです。
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